Jetson AGX Xavierを使う

Jetson AGX Xavier開発者キットを入手しました.

開封の儀

Jetson AGX Xavier開発者キットは,Jetson AGX Xavierのボードに,冷却用のファンやI/Oが追加されたもので,ざっくり言ってしまうと,NVIDIAのGPUが乗ったでかいラズパイ,という感じです.

Rapsberry Pi4(右) との比較

使うに当たって説明を見ると,まずホストPCとUSBで接続して云々…となっていますが,ホストPCはUbuntu 18.04が必要です.

が,最近のJetsonではソフトウェアのアップグレードなどが単体でできるそうで,上記手順は不要のようです.

まずディスプレイとキーボード・マウスを接続し,起動すると,普通にUbuntuと同じ感じのセットアップ画面が始まり,手順に沿って進めていくと,初期設定が完了します.

初期状態ではインストールが完全でないようなので,まずはJetPackを入れます.JetPackとは,Jetson用のドライバ(Jetson Linux Driver Package; L4T)とCUDA関連のライブラリをまとめたものです.

まず,JetPackのバージョンを最新のものに設定します.まず,適当なエディタでnvidia-l4t-apt-source.listを編集します.

sudo vim /etc/apt/sources.list.d/nvidia-l4t-apt-source.list

ファイル中で32となっているところを,最新である32.6へと変更します.

deb https://repo.download.nvidia.com/jetson/common r32.6 main
deb https://repo.download.nvidia.com/jetson/t210 r32.6 main

そして,以下のコマンドで最新のJetPackをインストールします.

sudo apt install nvidia-jetpack

これで,必要なライブラリ等がインストールされたと思います.

あとは,普通のPCを使うのと同じ感じで,python環境を設定すればディープラーニング等ができます.

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