Windows 11でPython環境構築

Python自体のインストール

コマンドプロンプトを開いて python と入力してEnterを押すと,Pythonがインストールされていない場合Microsoft Storeが起動され,Pythonのダウンロード画面になります.Microsoft StoreからPythonをインストールします.

パッケージのインストール

上記Pythonをインストールしたあと,pipで色々パッケージを追加していくわけですが,いくつかのパッケージではインストールに失敗します.その原因の1つに,ファイルパスが長くなりすぎてWindowsのデフォルトを超えてしまうという問題があります.Windowsのデフォルトではファイルパスの長さは256文字という設定なのですが,pipでのインストールは結構深いフォルダ内にファイルを作るので,この制限を超えてしまいます.そうすると,ファイル名が途中で途切れてしまい,そのファイルを参照しようとしたときに,no such fileになってしまうわけです.

この場合,パスの長さの上限を変更すれば解決します.そのためには,レジストリをいじる必要があります.管理者権限でPowerShellを起動し,下記のコマンドを実行します.

Set-ItemProperty "Registry::HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem" -Name LongPathsEnabled -value 1

これで長いファイル名でも大丈夫になります.その後,pip実行すればインストール可能です.

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