SynergyでWindowsからUbuntuを操作

Synergyとは

Synergyとは,Windows / Mac / Linux間でキーボード,マウスを共有するアプリケーション.キーボード,マウスを接続したマシン上で予め(適切に設定した)Synergyサーバを起動しておき,キーボード,マウスを接続していないマシン上でSynergyのクライアントを実行すると,LAN経由で各マシンを操作する事ができるようになる.

Synergyのインストール

今回の環境はこちら

  • windows1 : Windows (クライアントマシン)
  • ubuntu2 : Ubuntu 10.04 (サーバマシン(キーボード,マウスがつながっている))

サーバの設定

Ubuntuなので,apt-getを使ってインストール.

sudo apt-get install synergy

これでOK.次に設定ファイルを書く.適当なエディタ(ここではvim)を使って~/.synergy.conf を編集する.

section: screens
        windows1:
        ubuntu2:
end
section: links
        windows1:
                right=ubuntu2
        ubuntu2:
                left=windows1
end

最初のscreensセクションで,画面(マシン)が何個あってそれぞれなんというホスト名なのかを指定している.
二つめのlinksセクションでは,どの画面のどちら側に別のどの画面があるのか(実世界上での画面の配置)を指定している.
以上の設定でサーバの準備はOK.あとはターミナル上で,

synergys

を実行すればサーバが起動する.

クライアントの設定

次にWindowsのクライアントをインストールする.普通に配布されているやつは,日本語キーボードに対応していないため,こちらからSynergy日本語化バイナリを落としてくる.で,普通にインストール.
起動した後,サーバ欄に上で起動したサーバ(ubuntu2)を指定して接続すると,windows1のキーボード,マウスが,ubuntu2のマシン側から操作できるようになる.

Macで使う場合

Macの場合は,QuickSynergyという Mac / Linux 用のGUIのツールがあるので,それを使うと楽.

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